Maxwell方程式の高次元化(Lorenzゲージ)
このページではMaxwell方程式
の第二式、第三式を用いて、スカラーポテンシャルとベクトルポテンシャルを
が成り立つとした。
これを第一式に代入すると
また、第四式に代入すれば
ここで
となるようにゲージを定める(これをLorenzゲージ条件という)。ポテンシャルの不定性を捨てることにより、第一式は
また、第四式は
と表せる。第二式と第三式についてはポテンシャルの定義から示せるので、結局スカラーポテンシャルとベクトルポテンシャルを用いれば、Maxwell方程式は
と簡潔にまとめられる。なお はd'Alembert演算子であり
と定義される。