Maxwell方程式の高次元化(ゲージ変換)
3次元においてはMaxwell方程式は
と与えられる。ここまでの導出は諸々の本なりサイトに書かれているので割愛しよう。
さて、この2の場(電場と磁場)の式を2つのポテンシャル(スカラーポテンシャルとベクトルポテンシャル)で表される式にする。
まず
より
を満たすベクトルポテンシャル が存在する。
また
にベクトルポテンシャルを代入して
より
を満たすスカラーポテンシャル が存在する。任意関数 に対して
という変換をしても
と磁場電場共に影響を受けないためMaxwell方程式も成立する。つまり二つのポテンシャルは任意関数 の不定性がある。この変換のことをゲージ変換という。