n次元ランダムウォークの再帰確率(2)
n次元ランダムウォークの再帰確率の続き
c-and-a.hatenablog.com
つづいて、条件を満たす数列を求めるためにを決定するのだがほぼ1次元ランダムウォークの再帰確率(2)で行った通りなので、結果だけ示すとする。
c-and-a.hatenablog.com
結果求める数列は
となる。ここでを表すとする。
再帰確率も1次元ランダムウォークの再帰確率(3)で求めた方法を用いる。
c-and-a.hatenablog.com
秒後に原点に戻ってくる確率はに等しく
となり
再帰確率は
で求まる。
実際mathematicaに計算させると(解析的に積分する方法が分からない)
となり、3次元以上のランダムウォークは原点に再帰する確率は1でないことが分かる。
追記 のときを求める積分はWatson's triple integralsを用いると計算でき