1次元ランダムウォークの再帰確率(2)
1次元ランダムウォークの再帰確率(1)の続き
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一般解は求まったので、次は
の条件を付けよう。
この条件はクロネッカーのデルタを用いればとかける。前のページで求めた、一般解に代入すれば
となり、また
とおけば
ここで
であるので、と分かる。はに依らないので、もに依らずとかける。よって任意ので
と表せる。よっては
となる。しかしは実数であってほしいのでこのままでは正しい答えにならない。この解をとおく。
次に、も漸化式を満たすので、同様な操作をすれば数列を
を得る。つまり、を用いて
とかける数列は条件をみたす。は実数であるので、が分かる。よって
と表せる。
1次元ランダムウォークの再帰確率(3)へ続く
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